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1-1 トップへの近道 → 食事の改善


長年の整体・トレーナー・栄養指導の経験から重要な資料を掲載

「病気はすべて食べ物が原因です。添加物、農薬、科学物質の入った物は一切食べないことです。」
秋田市立明徳小学校 学校保健委員会より 平成3年7月5日

「子供をむしばむ食生活」
子供をとりまく社会環境が変化している。(動物性食品の摂取栄養のかたより、外遊びの減少)意識的に注意しないと肥満になる。肥満はここ10年間で2倍に増加し、脂肪肝、糖尿病、高脂血症が5人に1人のくらいの割合、今の子供たちが30〜40代になる頃は心筋梗塞、脳出血がかなり増加する。

現代の子供たちは成長期に必要な栄養をとらず、スナック菓子、缶ジュース、カップ麺等で化学調味料、塩分、糖分を取り過ぎ栄養のバランスが崩れている。

子供の胃潰瘍、十二指腸潰瘍はストレスからなるが、ストレスがコレステロール値をあげる実験結果も出ている。

柔らかい食事が多くなり、あごの発育が悪く、歯並びの悪い子供が増加している。


「食品添加物の害等について」学校薬剤師 渡辺勝宏先生(脳研)

最近10年間で日本の食生活が変化してきている。医学的にはガン、アトピー、食べ過ぎによる肥満が増加、飽食の時代の影の演出者は食品添加物と言えるでしょう。

現在平均的な食生活をしていると、毎日摂取する食品添加物は80種類、11グラムで1年間に4kgも体にいれているそうです。これからのがれるためには無添加の物を探さなければなりませんが、生もの以外ほとんどの食品添加物が入っています。今の子供たちは大人たちが子供の頃にはさほどなかった食品添加物を、胎児期から体内に取り入れていることになります。

食品添加物の毒性はどうでしょうか。一部には肝臓や腎臓障害を起こすものや、発がん性が疑われているもの、染色体異常が指摘されているものもあります。

子供の好きなスナック菓子やアイスクリームにはかなり多くの食品添加物が含まれています。アイスクリームに入っている合成着色料も害があります。

現在日本で許可されている合成着色料は11種類もあります。その中の8種類を禁止している国もあります。中でも赤色104、105、106は日本のみ許可しています。外国では必ず赤色何号使用と表示されますが、日本ではただ合成着色料使用としか書かれていません。

油であげたお菓子に入っています。さらに気をつけなければならないのが、合成甘味料です。サッカリンは一度禁止になり、今また使用されています。

現在の日本の食品、スーパーの流通状況では何を食べても添加物から逃れられないわけですが、食品を買う心得として、合成保存料、合成着色料、酸化防止剤などができるだけ入っていないものを選ぶ事で添加物の摂取量を減らすことはできます。

無添加物の物はすぐいたみますが、それが自然なのです。自然の物(野菜、山菜、魚類、海草類)なら安心です。一手間かけて子供の健康を守ってあげましょう。

渡辺先生のご講話の内容を簡単にまとめました。かわいい子供の将来の健康を考え、食生活、おやつをもう一度見直してみませんか。お子さんにもわかりやすく教えて、おやつを買う前に品質表示を見る習慣をつけさせたいものです。

追加 食品添加物危険度一覧表 小若順一・渡辺雄二
(食品と暮らしの安全)臨時増刊号 1997.12月号外
TEL:03-5276-0256 FAX 03-5276-0259


保健婦の一言 トキノ新聞より

私の仕事は保健婦で、数社の健康管理を10名程のチームで行っています。

その仕事のほとんどが成人病予防と、早期のうちに生活改善させて、治していくための保健指導を電話、面接(巡回、ドック)で行うことです。

最近、新聞やニュース等で「食事と成人病」のことが多く出ています。その内容の多くが、以前は「良い」といわれていたことがそうではない」という内容で、職場でもよく話題になります。

その一つが「野菜のとりすぎ」が、以前は「ガン予防」になるといわれていたのが、今では、かえって「十二指腸のガンを促進させる」とのこと。

もう一つが「リノール酸のとりすぎ」が、以前は「コレステロールを下げ、動脈硬化に良い」と言われていたのに、今は逆に「コレステロールを上げる」というのです。

また、骨を丈夫にする牛乳を勧めていましたが、牛乳を飲むと骨密度の低下になるとの記事もありました。

これでは、今迄私達のしていた指導は間違っていたことになり、変えてゆかなくてはなりません。

ビタミン剤のとりすぎが肝障害を起こす、とも言われています。
さらに多くの方々の血液のデータを見て、肝機能、特にGOT、GPT、ALPが軽度上昇しているということ。そしてその多くは、ビタミン剤等の保険薬(○リ○ミン、○ュー○―○○ルド、カルシウム剤等)高麗人参、漢方薬を、健康の為にと飲んでいることです。

体のためにと高いお金をかけてしていることがかえって体に良くない可能性が高いようです。
国から免許をうけ、保健婦、看護婦の立場でものを言うことは大変な責任を感じます。だからこそ、誤ったことはいえません。言葉に大変慎重になります。
だからこそ正しい知識を取り入れ、多くの人に提供したいです。「1日1本牛乳を、卵を、チーズを」「植物性の油は体にいい、バターはマーガリンに、サラダ油を使って」と言っていた事が、何といって指導すべきか、目下勉強中です。(東京都I・K)


目のトラブル  まつおか しろう 松岡四郎

昭和2年大阪生まれ。19歳のときにGO(桜沢如一氏)と出会い、23歳でGOの私塾「MI塾」へ。以来マクロバイオティックとともに歩んでこられた。前正色協会会長。現在は、愛車を駆って全国を講演・健康指導に回る毎日。その距離年間地球を丸一周。1男2女の父。大のメカ好き。

目は肝臓の出張機関です。ですから目が悪くなる人は、小さい時から動物性蛋白がいっぱい入っていて、肝臓がそういう外的な状況に対応できなくなっているのだと思います。それに気づいて食生活を変えなければいけない。

また、妊娠中から陰性なケーキや果物をたくさん食べていると、子供が近視になるような素質を持って生まれてきます。生まれてからも子供に甘い物を与え続けると、もう食事から解決しないといけません。

島田彰夫先生は牛乳と目の関係について、牛乳を取りすぎると白内障になりやすいと言っておられます。
牛乳の場合はアレルギーも引き起こしますから、アレルギー性白内障には特に悪いでしょうね。

同じような症状の病気でも、千人おれば千人違うはずです。そして薬はあくまでも、症状を抑えられても治すものではないということははっきりしています。ですから食べ物で、自分の命をいかにパワーアップするかです。


「取り過ぎてはダメ・健康に良い食品」
「○○にはカルシウムが豊富」「△△には血液サラサラ成分」・・・。こんな情報をテレビや本で目にし、せっせとその食品をばかりを食べた経験はないだろうか。度が過ぎると「それ以外の食品は食べない」という人もいるらしい。ただ、こうした情報一切の食生活に傾くと、栄養のバランスが悪くなり、かえって健康を害することになる。(北海道7・12)

「動脈硬化を防ぐ」ワインは肝臓への負担考えて豆腐1丁のカロリーはステーキ180グラム並

「健康によいと信じて食べたものが原因で肥満になる。皮肉な結果です。」

札幌市健康づくり事業団の管理栄養士、佐藤園恵さんはため息をつく。同事業団は年に数回、主に中高年の女性を対象にしたダイエット教室を開いているが、メディアや口コミから得た断片的な情報を元にして、″健康によいもの″をあれこれと食べた結果、カロリーオーバーで肥満になったり、健康を損なったりする人を、この教室で何人も見ているからだ。

例えば、「コレステロールを下げる」といわれている青魚。ある女性はイワシを毎日欠かさず二、三匹食べていたが、期待とは反対にコレステロールの数値が上がってしまった。佐藤さんは「確かにイワシはコレステロールを下げる成分を含んでいるが、同時に肉類と同じぐらいのコレステロールも含んでいる。食べ過ぎは良くない」。

良質な植物性タンパク質を豊富に含み、ダイエットに最適と言われる豆腐。一丁当たり約二四〇キロカロリーで、それが牛ステーキ百八十グラムに匹敵することは意外と気づいていない人が多い。こうなると”健康食の過食″につながってしまう。

札幌市内のある医師は、ワインの飲みすぎで肝臓を壊した患者を診たことがある。「動脈硬化などを防ぐポリフェノールが豊富ということで毎日飲んでいたらしい。肝臓が大きくアルコールの分解能力が強い西洋人にはいいかもしれないが、日本人が同じように飲み続けたら肝臓を壊すのは当たり前」と話す。

もちろん"健康にいい"と言われる情報にはそれなりの根拠がある。マウス実験などのデータだ。しかしデータは栄養素をマウスに摂取させた結果で、それが即、人間に当てはまるわけではない。「○○に効果あり」といっても、どの程度の摂取量が良いのかについては、業界団体からの的確な情報提供は行われていないようだ。

重要なのはあくまで食事。食品の栄養素にはタンパク質、炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラルなどがあるが、どれ一つ欠けても、体のエネルギー消費などのしくみが崩れる。そうすると太りやすくなったり、疲れやすくなる。

天使大学看護学部栄養学科の原美智子教授は「一つの食品ですべての栄養がまかなえるわけではない。特定の食品への偏りは健康を害するだけ」と指摘している。


病気にならない生き方  新谷弘実著 サンマーク出版

常識を信じていると危ない!
○ 肉を食べてもスタミナはつかない。
○ 牛乳を飲み過ぎると骨粗鬆症になる。
○ 「ヨーグルト神話」に疑問を感じるこれだけの理由。
○ マーガリンほど体に悪い油はない。
○ やせたい人は「よい水」をたくさんとろう。

新谷弘実(しんや・ひろみ)
1935年、福岡県生まれ。順天堂大学医学部卒業後、渡米し、胃腸内視鏡学のパイオニアとして活躍。世界で初めて、新谷式と呼ばれる大腸内視鏡の挿入法を考案し、開腹手術することなく大腸内視鏡によるポリープ切除に成功、医学会に大きく貢献する。日米でおよそ30万例の胃腸内視鏡検査と9万例以上のポリープ切除術を行っている。この分野の世界的権威。現在、アルバートアインシュタイン医科大学外科教授およびベス・イスラエル病院内視鏡部長の他、前田病院(元赤坂胃腸科クリニック)、半蔵門胃腸クリニックの顧問などを兼任。98年に刊行した「胃腸は語る」(弘文堂)はロングベストセラーとなり、いまなお売れ続けている。

もっと炭水化物に注目しよう  山岸秀匡(IFBBボディビルダー)

山岸秀匡さんコンテスト前、多くのボディビルダーは早く体重を落とすことが出来るため低炭水化物ダイエットを行います。この低炭水化物ダイエットの問題は、貯蔵しているグリコーゲンを使い果たしたあと、身体がタンパク質をエネルギー源として使ってしまうことにあります。もしタンパク質をエネルギー源として燃焼するようになれば、オフシーズン中にハードトレーニングで得た貴重な筋肉を失うことになります。その結果、体重を落とすことができても、筋肉は張りがなく平坦でフラットなフィジークになってしまいます。炭水化物を食べると太るのではないかと考え、ライス、パン、パスタなどを普段から控えているボディビルダーも多くいます。典型的なボディビルダーの食事内容は、低脂肪・高タンパクが重要と考えているため、肉や魚などからタンパク質を多量に摂取し、あとの残りが炭水化物になります。そのため、タンパク質が60〜70%を占め、炭水化物は25〜30%、そして脂肪は10〜15%と、タンパク質が極端に多い食事となってしまう傾向があります。

しかしながら、筋肉を大きく成長させるためには炭水化物の役割が大きな部分を占めています。特にオフシーズン中は、筋肉のサイズを増やすためにヘビーウエイトでトレーニングを行いますが、もし十分な炭水化物を食べていない場合、エネルギー切れとなってしまいます。そこで、炭水化物を60〜70%、タンパク質を20〜30%、そして脂肪はそれほど必要ではないが、ハードトレーニングでは間接部分に多くの負担がかかることから15〜20%は必要になります。これらの数字はあくまでも目安であり、あなたがどのようなトレーニング強度で行うかによって異なります。

山岸秀匡さんこのようなことから、ボディビルダーはコンテスト前でも炭水化物を食べることをおすすめします。ボディビルダーの食事で優れている点は、一回の食事では多くの量を摂らず、一日に何回にも分けて食べることで、身体の代謝を高め、摂取したカロリーが体脂肪として貯蔵されることを防ぐことです。炭水化物ではなくカロリーを摂取した場合に体脂肪は増えます。そのため炭水化物をカットし過ぎないことがボディビルダーとして成功する鍵といえるでしょう。(参考資料:PowerEating2001)

山岸秀匡(IFBBボディビルダー)
2001年 日本クラス別選手権80kg級5位・IFBBアジア選手権80kg級優勝(最優秀選手賞受賞)
日本選手権準優勝2002年 日本クラス別選手権80kg級優勝・アジア競技会。世界大会日本代表。トレーニングのスペシャリストとしてボディビルに限らず、一般の雑誌、テレビでも幅広く活躍中。
(健康体力NEWS No177)参照


まずは食え! 楽天勝利の法則

球団初の栄養学レクチャー
新人合同自主トレ

2006年1月13日 日刊スポーツ

勝つためには、まず食事から。楽天の新人が「栄養学講座」を受けた。東仙台球場で12日、新人合同自主トレが行われ、この日も午後に約1時間の勉強会。月内のテストに出題される内容だけに、新人11人は熱心に聞き入っていた。球団としては初めての栄養学に関するレクチャー。金崎泰英コンディショニングコーチが担当し、食事が体に及ぼす重要性を熱心に説明した。立花龍司コンディショニングコーチも「たとえスタミナをつけるトレーニングをしていても、普段の食事では効果は半減してしまう」と具体的なアドバイスを送った。選手に配られた資料には、どんな食品にどのような栄養、そしてどのくらいのカロリーが含まれているかが書かれていた。青山浩二投手(22歳=八戸工大)は「数値的なものでわかりやすかった」。普段から食事にはあまり気を使っていなかった山崎隆広外野手(29歳=NTT西日本)も「すぐに実践しやすい内容だったので、とても参考になりました」と話した。「アスリートとして最低限の知識を持ってほしい。勝つために食べよう!」と立花コーチは呼びかけていた

身土不二の食物考

「身土不二」 というのは、人間が生まれた土地に自生する食物を食べるのが摂理に適っているということを表した言葉である。摂理に適っているのだから体にいいわけである。身土不二は、肉体と土壌は切り離すことができないという原則である。日本の食生活も大きく変化している。進歩した面もあることを認めるにやぶさかではない。しかし、多くは身土不二の原則を無視した欧米型食生活に傾いている。

『41歳寿命説』なるベストセラーの中で、著者の西丸震哉さんは「昭和三十四年を一つの境目として、日本人は長寿村型の生活から、短命村型の生活に移行した」と書いている。長寿村型というのは、菜食中心で、植物性タンバク質やビタミンの豊富な食生活のことである。これに対して、短命村型の食生活というのは、肉食中心で動物性脂防分の多い食事である。何が何でも肉食がいけないといっているのではない。肉食は身土不二の原則から外れていることを言いたいのである。日本人の身土不二は穀物を食べることである。たしかに肉食の隆盛によって、身長が伸び、体系が欧米に近づきつつある。しかし、折角の平均寿命の延びも、このまま身土不二の原則を無視つづけると、やがて短命国家に変わっていく可能性がある。身土不二の食事を続けている人は、寿命が長い。肉食で、糖尿病などの成人病にかかれば、体もままにならない。

「身土不二」は健康の原則であり、長寿の秘訣である。

※土産土法… その土地で採れた物は、その土地、習慣となっている調理の方法で食べるのが良い


栄養 「食トレ」で体を作る  (朝日新聞)

朝練習を終えた9人の部員朝7時50分。都本所工(葛飾区)の実習工場の一角に3台の炊飯器が並ぶ。中には白飯が計2升。朝練習を終えた9人の部員が、どんぶりに山盛り2杯のご飯をぺろりとたいらげる。完食が義務の「日課」だ。食べきれなかった分は冷蔵庫で保存し、後で食べる。

この筋トレならぬ「食トレ」は小椋俊一郎監督(45)が昨秋から始めた。朝ごはん抜きで練習し、コンビニのパンと牛乳で朝食を済ます部員たちを見て「これじゃ、強くならない」。

メニューは白飯に生卵、納豆、時にはカレーなど。約9カ月で部員の体重は平均10キロは増えた。長谷川滝主将(3年)も「打球の飛距離が10メートルは伸びたし、球速も上がった」と認める。

最近の子は朝ご飯が苦手だ。慣らし慣らし、やっと難なく食べられるようになった。小椋監督は言う。「糖質をとれば頭も回る。勉強面にも多少の効果が出ているはずです」

筑波大駒場(世田谷区)には、部員の栄養をチェックする「食事係」の部員が4人いる。

各部員は年数回、1週間に口にした飲食物を「乳・卵類」「魚・肉・豆類」など4種に分類し、80キロカロリー=1ポイントに換算して提出。食事係が目標値に達しているかチェックする。

同校野球部OBの島知弘監督(24)が、東大野球部時代に受けた栄養士のアドバイスを後輩に引き継ごうと就任の03年秋に始めた。「部員だけで自主的に出来るように」と昨秋から食事係を置くように。「ポイント換算」の仕組みは部員が発案した。係の一人で控え投手の吉田誠君(3年)は「何を食べるべきかという意識が強くなった」と話す。同校では試合中、血糖値を下げないよう、ベンチでキャラメルをなめる。これも知恵の一つだ。

都新宿の田久保裕之監督(23)は、1年生を中心に年数回、栄養講座を開く。上手にコンビニが使えるよう、何を買ったらいいか予算別のメニューも教える。今年からは保護者対象の講座を加え「弁当は昼・午後2食分持たせてください」と訴えている。「球児は立派なアスリート。部員の意志と家庭の協力で球児の体ができ上がります」

東京実(大田区)、都文京(豊島区)でも栄養指導や専門家による講演を行っているほか、朋優学院(品川区)、帝京(板橋区)、武蔵工大付(世田谷区)では食事報告書をつけさせたり弁当チェックをしたり。日本高野連は昨年、甲子園全出場校に食生活や栄養に関する調査を実施した。食への取り組みは高校球界で常識になりつつある。

全国約600校の運動部で栄養講座を開いている栄養補助食品関連会社ニューレックス(本社・大阪市)でも講座依頼や選手の体組成測定、食事診断などの依頼が増えているという。東日本各地を回り、年間約100校での講演をこなす同社の健康運動指導士・大野謙さん(33)は、食べる量が足りない球児は多いと話す。「おにぎり1個の朝食ではだめ。3食以上しっかり完食した上でサプリメントをとるのが肝要。強豪校ほどたくさん食べる傾向にあるようです」


「プロ野球選手の栄養学」で食生活見直しませんか?

杏林予防医学研究所山田豊文所長が解説

野球選手は体が資本。しかし、試合に臨む体をつくるには、単なるトレーニングだけでなく食事面の管理も必要不可欠だ。9球団の14選手と契約、栄養面のアドバイスを行っている杏林予防医学研究所の山田豊文所長(54)は、スポーツ界だけでなく日本の“食”に対する意識はまだまだ低いと訴える。世のお父さんにとってもきっと役に立つ「選手にとっての栄養学」を紹介する。(鈴木勝巳)

中日・落合監督、広島、前田ら師事

故障に強い体をつくりたい。1日でも長くプレーしたい。そんな選手の願いをサポートする山田所長は「本人が(栄養素の)意味を理解し、サプリメントも“なぜ飲むか”を理解することが大事」と強調した。契約の際には、その協力が必要不可欠な夫人同伴で面談。1日かけて100項目以上の問診、説明をし、さらに髪の毛を使ってミネラル分析の検査も行う。そしてさまざまなアドバイス。「牛乳を飲むな」もその一つだ。

牛乳はカルシウム過多で、多すぎるとかえって吸収しない。それに消化に負担がかかるとミネラルバランスも崩壊しやすい。結果、肉離れなどの故障につながる。

学校給食などで「牛乳は健康にいい」と教えられただけで意外だが、山田所長は骨が強くなるという根拠はなく、むしろ健康によくないと指摘するデータが数多く公表されている。
これらの理論に呼吸法、ライフスタイルの改善などに加え、選手に納得してもらった上で実行に移す。94年の落合(当時中日=現監督)を皮切りに前田(広島)新庄(日本ハム)らのコンディショニングを指導。基本はマグネシウムを多く含む豆類、オメガ3などの6つの栄養素。それらをもとに作成したのが「理想の1週間メニュー」だ。「あくまでモデルであって、シーズン中は(表の通りに)摂取するのは難しい。理想に近づけることが大事です」

「牛乳がいいに潜む常識のウソ」

マグネシウムを多く含む豆類、オメガ3を含む背の青い魚(サケ、サバなど)・・・。

さらに筋力、エネルギー、疲労、故障などに対応し、運動選手に必要とされる1日3500キロカロリーを摂取できる献立がズラリと並べられている。戦後、食生活が欧米化。それと同時に「それまでなかった病気(糖尿など)が増え、ケガも多くなった」という。

エネルギーを生み出す細胞に必要な栄養素が正しく供給されないと、体は最高の機能を発揮できない。米国ではこうした細胞栄養学の研究が進んでいる。特に多大なエネルギーを消費し、ストレスがかかる運動選手にとって「栄養改善=故障防止。能力発揮」は重要な要素。山田所長も「日本のアスリートの現状には多くの問題がある」と警鐘を鳴らす。

新庄は02年から肉類を控え、前田は炭酸飲料などを一切やめてミネラルバランスを整えることでアキレス腱手術からの復活につなげた。「一般の人にとっても、食生活の基本は“まごわやさしい”です」。ま、は「豆」で、以下「ゴマ」「わかめ」「野菜」「魚」「しいたけ」「いも」。野球選手はもちろん、ちょっと太り気味のお父さんにとても大事な食材が並んでいる。「私自身も野球が大好きだし、故障は気の毒。ただ日米では国の取り組み方も、選手個人の意識もまだまだ違う」と山田所長。何事も体が資本。“影の努力”は必ずグラウンドでのパフォーマンスに跳ね返ってくる。


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