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4-2 『食養の大切さ』(ii) ―健康な身体は食べものから―

1994年9月30日 週間アキタ掲載
近代社会になるにつれて、食品は嗜好や流通・経済のシステムに合せて風味を変えたり、栄養価や保存性を高めたりするなど、改良されている。この改良のためには添加物などが必要となる。例えば、野菜・果物・穀物などの農産物は収穫量を増やすために農薬を使うし、獣鳥肉・卵・乳類には抗生物質を多量に使う。

だが、これらの添加物・農薬・抗生物質に、人畜無害というものは存在しない。これらの化学物質の毒性を恐れて拒否することは、すなわち収穫量や生産量を減らし、流通経済を停滞させることにもつながるが、健康にとっては悪循環となつている。

かつての生存環境に存在しなかった毒物(化学物質など)を体内に摂取・蓄積することにより、生理機構に変調を来たし、破壊される。つまり、自律神経のバランスが崩れ、内臓や脳、神経系の機能障害が多発する。

脳には脳血液関門という強力なバリアーがあり、変な化学物質の浸入を阻止しているが、これでは脳も大変である。脳や五臓六腑に負担をかけないために食品を吟味して食べなければ、病気を誘発させて寿命を縮める。

私は三十年近く、体づくりのためのボディビルをしている。コンテストに向けた調整期間に入ると、15キログラム近い減量(脂肪を落として筋肉を良く見せるため)をするが、20年くらい前は炭水化物(米・麺類)は一切食べず、タンバタ質と野菜・果物を少々取る方法であった。水分の摂取も、体重が増加するため御法度である。早い話、これは絶食状態に近い。練習も汗を絞り出すまで行い、フラフラの体でコンテストに出た。が、体全体が小さくなってやつれていた。

十年ほど前からは少々の炭水化物を取るようになった。また、筋肉が小さくなるのを防ぐためには高タンバクが必要(体重1キログラムに付して2〜3グラム)といわれ、卵白やプロティンパウダー、脂肪分の少ない肉を食べ、水分も多少取っても良いとのことだったことから、疲れも小さくなったが、やはり筋肉は小さくなった。

そこで、五年くらい前からは炭水化物(米・カボチャ・芋類)はかなり多く取るようになり、タンパク質はアミノ酸サブリメント(栄養補助食品)がブームとなって多種類が発売されていたことから、これを愛飲して摂取。水分は多量(1日に3〜5リットル以上)に飲むようにしている。

水分が不足すると、体はあるだけの水を体内にとどめておこうとするそのため、腎臓では老廃物を排泄するための水が得られず、負担も大きくなる。こうなると肝臓が腎臓を助けようとするが、今度は蓄積体内脂肪をエネルギーに変える肝臓の機能が低下してしまう。その結果、体内脂肪がカロリーとして十分に燃焼されず、蓄積量が増える。体が十分に水を摂取していれば、肝臓は順調に脂肪をエネルギーに変えることができるし、腎臓は有害毒素を体外に流し出すことができる。

また、食事の回数を5〜6回に分けることにより、血糖値が安定して脂肪も付きにくくなる。このため、昔のようなひもじい思いもせずに済み、脂肪の代謝も非常に良くなり、筋肉が小さく痩せるということもなくなった。この体験からも、炭水化物の重要性が分かっていただけると思う。


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